通信販売と無料サンプル

通信販売を利用した基礎化粧品の中には、無料サンプル配布というアピール方法を上手に利用して戦略を立てている企業もあります。その中でもかなり有名なのが「再春館製薬所」による「ドモホルンリンクル」です。おそらくこのドモホルンリンクルについては覚えにくい商品名であるにもかかわらず、老若男女ほとんどの人がなぜか記憶しているほどです。これは、いかに無料サンプルという戦略が強烈に訴求効果があったかということを物語っています。
再春館製薬所の特徴は、受注段階から顧客を限定している点にあります。「初めてのお客様にはお売り出来ません」というテレビCMは有名ですが、実際に30歳未満の人からの申込は断っているといいます。
このような、「無料サンプル」「購入者層限定」といった販売戦略的にはマイナスに思えることが、通信販売業界においては大きなプラスとなるのがおもしろいところです。無料サンプルの申込・送付→電話での受注→購入→最購入という段階を徹底して行うことにより、多くのファンと継続顧客を獲得しているという珍しい例でもあります。
同じように、ドクターシーラボから販売されている「アクアコラーゲンゲル」も、無料サンプルを使ってアピールし、成功した商品です。この商品は広告に「メイク前の基礎化粧品はこれ一つでOK」という非常にキャッチーなイメージが世の中に定着し、人気を高めるのに役立ちました。このように、化粧品の場合購入層に訴求力のある商品が生き残るようになっています。